2020年から小学校で必修化『プログラミング教育』ってナニ?

2020年から小学校で必修化『プログラミング教育』ってナニ?

2020年度(2020年4月)より、小学校でのプログラミング教育が必修化されます。

内容は地域によってことなりますが、埼玉県志木市内の小学校では理数系の授業、総合的な学習の時間の中で、タブレットを使用した学習が行われるようです。ちなみに埼玉県の中では、小中一貫のカリキュラムを導入している戸田市が最も高水準の教育と思われます。

何のためのプログラミング教育か?背景と理由

なぜプログラミング教育が必要になったのでしょうか?文科省の公表資料をまとめると大きくは以下の3点です。

1.日本は諸外国に比べ、高度なIT技術を要する人材が不足している。
2.AIの導入が進むことで、現在の仕事の約50%がなくなる。
3.プログラミング的思考を身に着けることによる全体的な学習能力の向上。

ひとつ目の状況が続くと、第四次産業革命において、日本が大きく後れをとることが危惧されます。
そこで、子供のころからIT環境にふれ、興味を持つことで、AIやビッグデータ、情報セキュリティなどに関わる人間を増やしていくのが目的です。

ふたつ目は10年後、20年後になるかはわかりませんが、このままAIの導入が進めば現在の仕事の半数はなくなるといわれています。40人のクラスに例えると、20人は仕事に就けないということになります。こういった事態を避けるためにも、子供のうちからIT業界に進む選択肢を与えることが重要となってきます。

三つ目はIT業界に進まない子供たちにも関係のある話になります。プログラミング的思考とは、情報技術を効果的に利用しながら、論理的、創造的に施行し、課題を発見、解決していくことを指します。この考え方は既存科目の学習はもちろん、社会にでてからも積極的に行動できる人間になるための手助けとなることが期待されます。

楽しく学べる環境『ビジュアルプログラミング』

昨今ではscratchやviscuitといったビジュアルプログラミング言語が主流となり、楽しみながらプログラミングに触れることが出来るようになりました。どちらもブロックをつなぎ合わせてキャラクターを動かしながらプログラミングを学べる無料ツールで、小学校の先生方の研修にも利用されています。

プログラミング教育の難しいところ

私の経験ですと、scratch自体を理解することは難しくありませんが、子供たちに楽しんで取り組めるようなサポートをすることが最も難しいと感じました。学校で授業をされている先生方には当たり前の話かもしれませんが、ここで退屈されてしまうとまったく進まなくなります。逆に楽しんでくれる子供たちはスラスラ進めることが出来るので、課題が完成しプログラムが動いたとき、自由な発想を実装できたときなどに一緒に喜んであげられることが重要になってきます。

1:Nの授業構成では、生徒の学習速度を慣らし先生方の負担を抑えることが必要ですが、適性を見抜き、早期に進路を示してあげられるような体制も今後は必要となってくるのではないでしょうか。

ビジュアルプログラミング言語(英: visual programming language)とは、プログラムをテキストで記述するのではなく、視覚的なオブジェクトでプログラミングするプログラミング言語である。グラフィカルプログラミング言語とも言う[1]。視覚表現でプログラミングが可能で、空間上でテキストやグラフィックシンボルを配置することでプログラムが形成される。