小学校でのプログラミング学習必修化も迫ってきまして、プログラミング教室のチラシをよく見かけるようになってきました。しかしながらスクールは結構お高いので、悩ましいところです。
今回は私が行っているプログラミング教室の内容をご紹介いたします。環境がそろっていれば文房具代くらいで開催できますので、是非お試しください。
基本以下3つの構成で実施してます。
小学校プログラミング教育必修化の目的は、問題解決能力の向上と、見識を広げ、将来の高度IT人材になり得る子どもたちを増やすことですが、独自要素として社会性を高めるためにグループワークを追加してます。
scratchが有名ですが、こちらの教材は自由度が高く、教える側の負荷が結構高くなってしまうため、code.orgでコースを作成しています。決められたゴールに向かう問題が多く、プログラミング未経験の大人でも教えやすい作りになっています。タブレットでもPCでも使用可能です。
ビジュアルプログラミングについては、パズル感覚でプログラミングがどういうものかを知ってもらい、面白いと思ってもらえればこちらの思うつぼです。
こちらは自作教材を使用してます。印刷して配布し、黙々と進めてもらいます。これもパズルっぽくしてますが、実は2進数やクリティカルパスなどの概念を盛り込んでます。
ここではアルゴリズムというプログラムを作るうえで必要な考え方をメインで学びます。最終日に「ここの問題は実はプログラミングでいうこういうことをやってたんだよー」と教えてあげると喜んでくれます。若干知識が必要です。
教材ダウンロードはこちら
プロジェクトチームを意識してグループワークに慣れてもらおうという意図。アンプラグドでは独壇場だった子が発言が苦手だったり、その逆もあったりで、見ていて一番面白いところです。内容はなんでもかまいませんが、模造紙に電化製品の仕組みをフローチャートで書いてもらったりしてます。発表までしてもらうといいかもしれません。
フローチャート (flowchart、流れ図) は、プロセスの各ステップを箱で表し、流れをそれらの箱の間の矢印で表すことで、アルゴリズムやプロセスを表現する図である。
Wikipedia
ただグループワークはファシリテーションをしないと発言が偏ったり、作業に参加しない子が出てきたりしてしまうので、教える側の負荷は最も高いといえます。
教える側1人につき小学生5人くらいが限界です。さらにPCやタブレットの台数にも限りがあると思いますので、5人単位くらいで3グループ、計15人くらいが上限になるかと思います。
1回2回くらいでは無理でしょう。プログラミングという世界を知り、将来的な選択肢として頭の片隅にとどめてもらうくらいのお役には立てるかな?と思ってます。高学年の子ではグループワークでコミュニケーションスキルに開眼していく子もいたりします。